空き地活用しドッグラン 移住の中松さんが高岡・伏木に来春オープン
県内外で不動産業を営む中松凌さん(33)=高岡市二上=が、同市伏木矢田新町の空き地と空き家を活用し、ドッグランやペットと宿泊できる民泊施設を備えた「ふしきの森」の開設準備を進めている。自身も愛犬家で、「地元の人に喜んでもらえるような場所にしたい」と地域密着型を掲げる。オープンは2025年4月を予定している。 中松さんは石川県出身。16年に合同会社ラフ(同県津幡町)を設立し、石川、富山の両県で不動産賃貸事業を手がける。約1年半前、高岡市二上に空き家を購入したことを機に移り住んだ。市内に屋外式の大規模なドッグランがなかったことから、自社で施設の立ち上げを企画した。 ふしきの森は広さ約6600平方メートル。民泊施設には遊具やペットと一緒に入れる浴室を整え、屋外にキノコ狩りや養蜂体験ができるエリアを設ける。地域で気軽に利用してもらいたいと、住民を対象にドッグランを無料開放する。 10月5、6の両日、住民向けのイベントを計画しており、ビンゴ大会や動物との触れ合いを通じて交流を深める。中松さんは「いろいろなペットが集まる聖地にしたい」と笑顔を見せた。