関西学生アメフト 大学日本一を目指す立命館大は開幕2連勝!山嵜大央主将「個性あふれるフットボールを生かしてやっていきたい」
大学日本一を争う全日本大学選手権は、トーナメントへの出場校が今年から関西と関東の両リーグから3位までが出場できるようになりました。 これによりチャンスは拡大しますが、試合数が増え、スケジュールがタイトになります。 2015年から遠ざかる大学日本一を目指す立命館大学は、レギュレーションの変更に伴い、例年にはない覚悟でリーグ戦を戦います。 関西の出場枠が増えたことに対して、今年就任したOBの高橋監督は? 【声】立命館大学パンサーズ 高橋健太郎監督 「甲子園ボウルに出場できる可能性が広がったという意味で、非常にうれしい。 関西の上位3校は強いチームなので、2回やらないといけない可能性があるということは、準備もそうですし、アメフトはケガがつきものなので、選手層をしっかり高めていくことが必要。 やらないといけないことは非常に増えた」 9月8日、立命館大学は、リーグ戦の第2戦、桃山学院大学との一戦にのぞみました。 試合開始早々、白のユニフォームの立命館は、相手の攻撃をターンオーバーし攻撃権を得ると、 チームをけん引する22番、RB山嵜キャプテンが、33ヤードを走り切り、7点を先制します。 第1Qの7分には、去年、高校日本一に大きく貢献した立命館宇治高校出身のRB・1年漆原がタッチダウンを奪います。 ランプレーだけではありません。 去年からエースQBとして活躍する3年、竹田が魅せます。 68ヤードのタッチダウンパスを見事に成功させます! 格の違いを見せつける立命館は、41対0とリードして後半に折り返すと、高橋監督は、積極的に若手を起用します。 第4Qの4分、1年、RB横井が26ヤードを走り、この日、2つ目のタッチダウン! さらに第4Qの9分、去年の高校日本一メンバー、立命館宇治高校出身1年のQB小西が、巧みなステップでタッチダウンを決めました。 今後に期待が膨らむ若い選手の活躍で、立命館が開幕から2連勝を飾りました。 【声】立命館大学パンサーズ RB山嵜大央キャプテン(4年) 「高橋健太郎監督が来てから、立命館の本来のフットボール、自由で楽しい、個性あふれるフットボールを気づかされたので、その色を最大限に生かして、やっていきたい」 【声】立命館大学パンサーズ 高橋健太郎監督(43) 「本当にみんなフットボールが好きで、アメフトをやり始めた。 立命館大学パンサーズに入って、日本一にならないといけないプレッシャーなど、ある意味フットボールを楽しめていない場面もあったのではないか。 そういう部分をもう一回思い起こし、経験することが起爆剤になる。 8年ぶりに日本一を奪取するメンバーがそろっている。 奪取の過程で、積み上げたものが、礎となって、常勝軍団になっていく。 選手たちの力なくして改革はない。 選手たちと一緒に日本一の山を登っていきたい」