Lloyd Austin Photographer: Ting Shen/Bloomberg

（ブルームバーグ）： オースティン米国防長官は24日、膀胱（ぼうこう）に関わる医療処置を受け、その間はヒックス副長官が職務を引き継いだ。オースティン長官は今年１月、前立腺がんの手術を受けた後の合併症で２週間入院していた。

国防総省のライダー報道官の24日夜の声明によると、長官はメリーランド州のウォルター・リード軍医療センターで約２時間半、「ぼうこうの問題に関連した低侵襲のフォローアップの非外科的処置」を受け、その間はヒックス氏が国防長官代行を務めた。

ライダー氏によれば、処置後に権限はオースティン氏に戻され、同氏は帰宅した。メモリアルデー行事への参加予定に変更はないという。

１月の緊急入院やその数日前に受けた前立腺がんの診断を公表しなかったことで、オースティン氏と国防総省は厳しい批判にさらされた。バイデン大統領にも診断について報告していなかった。

オースティン氏（70）は入院の約１カ月後、診断を公表しなかったのはプライバシーのためだったと釈明し、バイデン大統領には謝罪したと明らかにした。

国防総省は、オースティン氏とそのチームが悪意を持って病状の開示を怠ったわけではないと調査で結論づけたが、同様の事態が発生した場合、議会とホワイトハウスに通知するための新たな手順を設けた。

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原題：Austin Resumes Pentagon Authority After Undergoing Procedure（抜粋）

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