マツダの若者向け「斬新コンパクトカー」! 個性的な“丸目フェイス”採用した「カスタマイズ仕様」に大注目!“謎の小窓”も搭載の「隠れ家的モデル」とは
マツダが若者に向けた「斬新モデル」!
マツダは、2001年に開催された「第35回東京モーターショー」にて、斬新なミニバンのコンセプトカーを出展しました。 それは一体どのようなクルマだったのでしょうか。 【画像】「すげぇぇぇぇ!」これがマツダ斬新「コンパクトミニバン」です!(49枚)
そのモデルとは、5人乗りの5ドアコンパクトミニバンの「シークレットハイドアウト」。 同車は、若年層のユーザーがワクワクし、なおかつリラックスできる「隠れ家」のようなクルマをコンセプトに開発されました。 また、「シンプルで親しみや暖かみを感じるデザイン」「ディテールにこだわった手づくり感」「自分らしくコーディネートできるパーツ構成」も、開発時に重視されたテーマ。 そのためシークレットハイドアウトは、エクステリアとインテリアの両方とも、形状や素材、カラーリングを自由にカスタマイズできるという特徴を備えていました。 マツダは当時の若者のイメージとして、「自分のセンスをさりげなく主張する」「思い立ったらすぐ行動する」「ストレスから解放されて和みたいと思っている」の3つを挙げており、担当したデザイナーはこれを「現代の若者は、自分の好きなものに囲まれた空間を好み、形づくろうとする。そしてそれが自分の部屋であることが多い。また気の合う仲間といつもいっしょにいたがる」と解釈。 上記のイメージやコンセプトを、シークレットハイドアウトのデザインでとくに体現している箇所が、リアクオーターに取りつけられた“小さな窓”です。 車内からこっそり外界を覗けるこの窓は、“シークレットハイドアウト(secret hideout:秘密の隠れ家)”という車名にぴったりの装備でしょう。 また、ボディ左側にセンターピラーレス構造のフリースタイルドアシステムを採用し、多彩なシートアレンジを組み合わせることで、好きな場所でドアを開け放ち、リラックスできる空間を実現できる点も、コンセプトに則った特徴といえます。 そんなシークレットハイドアウトはパワーユニットに、最大出力89馬力を発揮する1.3リッター4気筒エンジンを搭載。 展示時のボディカラーは、イエローとシルバーのツートンカラーとなっており、センスの良いお洒落なデザインもあって注目を集めましたが、それから約23年が経過した現在も市販化される様子はありません。 ※ ※ ※ 若者に向けた新しいコンパクトミニバンとして開発された、シークレットハイドアウト。 当時の若者の心理をよく分析して作られており、コンセプトカーでありながら凝ったシートアレンジを備えた、製作者こだわりの一台でした。
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