ビヨンセ、曽祖父を称えるウイスキーSirDavisを発売
ビヨンセの「II HANDS II HEAVEN」には「Bottle in my hand, the whisky up high, two hands to heaven, wild horses run wild」という一節が登場するが、歌詞にするほど好きなウィスキーの開発に自ら取り組んできたことが明らかになった。ビヨンセがモエ・ヘネシーと提携して作り上げた、自身の曽祖父に敬意を表したオリジナル・フレーバーのウィスキーが発売される。 現地時間2024年8月19日に発表されたとおり、このスーパースターの新しいウイスキー<SirDavis>(サーデイヴィス)は、“スパイスのハーモニーと果実の卓越した香り”を持つと表現されており、ネットでの小売価格は89ドルだ(約12,972円)。現在、予約注文のみ受け付けているが、9月より米国、英ロンドン、仏パリ、東京の店舗および一部の空港で販売が開始される。 ビヨンセはこの事業について声明で、「私は常に、高品質のウイスキーを飲むときに感じる力強さと自信に惹かれており、より多くの人々にその感覚を体験してもらいたいと思いました」とコメントしている。 同製品のウェブサイトによると、自身のウイスキーの風味を開発するために、ビヨンセは自らヘネシー社と酒造家のビル・ラムゼン博士に声をかけた。その過程で、父方の曾祖父であるデイヴィス・ホーグが、米南部で禁酒法時代に密造酒製造で成功を収めた人物であり、友人や家族のために農場にボトルを隠していたことを知ったそうだ。 何年もの間サーデイヴィスの研究を重ねた後、ついに3人はホーグのレガシーに正しく敬意を払うウイスキーを完成させた。ラムゼンは声明で、「私が非常に興奮するようなものを私たちは一緒に作り上げたと思います。そしてウイスキー愛飲家は度肝を抜かれると思います。私がこれまで味わったものとはまったく異なるからです」と述べている。 ブランドの立ち上げから1日後、ビヨンセはインスタグラムにサーデイヴィスが入ったグラスを手にポーズを取っている写真を投稿し、ウィスキーの発売を祝った。彼女はまた、ウイスキーのシックなボトルの写真を投稿したが、そのボトルには彼女のアルバム『ルネッサンス』と『カウボーイ・カーター』のジャケットに登場するそれに似た馬のシルエットのステッカーが貼られている。 これでビヨンセは、自身のアルコール飲料ブランドを立ち上げた最新のセレブとなった。カーディ・BのWhipshotsからシアラのTen to Oneラム酒まで、アルコール業界に参入したミュージシャンは数多い。ルーク・ブライアン、ブレイク・シェルトン、ニック・ジョナス、ケイティ・ペリーなど、他にも多くのミュージシャンがラム酒、テキーラ、ウォッカ、バージン・カクテルの各種ラインナップを発売している。