国内景気は「足踏み状態」 ~ 年末需要がプラス要因も、燃料価格の上昇が下押し ~
今後の景気は、好材料と悪材料が混在するなか、横ばい傾向で推移する
今後は、個人消費の基盤となる実質賃金が継続的に上昇するかどうかが最大の焦点となろう。また、金利や為替レートの動向のほか、ガソリン補助金の終了後の燃料価格の動向も注目される。 観光産業の伸長や設備投資の拡大などが好材料の一方で、消費者の節約志向の高まりや企業のコスト負担の上昇が悪材料となるほか、また米新大統領の経済政策や中東情勢などはリスク要因である。 今後の景気は、好材料と悪材料が混在するなか、横ばい傾向で推移するとみられる。 調査概要 調査対象企業:2万6721社 有効回答企業:1万935社(回答率40.9%) 調査期間:2024年12月16日~2025年1月6日 調査方法:インターネット調査