こころの雨は突然降りだすケアする人へ あたたかなエールを贈る一冊
こころのケアは酸素のように、日常に満ちている。職場で部下を気遣い、家庭で子どもやパートナーの世話をする。ケアのほとんどは専門家ではなく「素人」が担っているのが実情だ。耳を傾ける努力や、逆にそっとしておく配慮。こんな時どうしたら?と思うことは多い。臨床心理士によるこころのケアの入門書『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』(東畑開人著、KADOKAWA、税込み1760円)が発売された。9月7日には、東京のジュンク堂書店池袋本店でトークイベント&サイン会が実施される。 心のケアとは何か。心を分かる、とはどういうことか。どんな風に相手の心を聴いて理解するか、何をすれば助かるのかなど、専門家の知識を解きほぐして日常に役立つヒントを提供。ケアを続けていくためには、まずケアする人が元気でなくてはいけない、というのも重要なポイントになっている。ケアする人へあたたかなエールを贈る一冊だ。 イベントでは、ケアする人を支えるものの一つとして読書を取り上げ、東畑さんの読書術も披露される。読者との質疑応答もある。開催時間は18時~19時30分。「会場参加チケット」は9月7日17時30分までの販売。オンライン配信あり、アーカイブ配信期間は9月8日15時~9月15日23時59分まで。 https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-240907