小中学生向けのイベント「あつまれみらい研究員」 海の問題への意識高める
藤沢市内を流れる引地川のクリーンアップ活動を通じて川と海のマイクロプラスチック問題についての意識を高めるイベント「あつまれみらい研究員」が11月と12月、小中学生とその保護者を対象に開催される。(湘南経済新聞) 【写真】エシカリングクラブ、活動参加者の集合写真 主催するのは清掃ボランティア団体「エシカリングCLUB・湘南ふじさわ」。前身となる200人規模のごみ拾いイベント「引地川Cleanup Day」から継続的に活動を行っている。 同クラブ発起人の池田剛さんは「世界中の海からマイクロプラスチックを減らしたい、なくしたいという思いで活動している。子どもたちに汚染された地球を残すのではなく、美しく住みやすい環境に取り戻して引き継ぎたい。ごみ拾いだけでは解決できないマイクロプラスチックの問題を『研究』することで、参加者自身のテーマにできれば」と話す。 11月23日の「第1部」では、引地川親水公園(藤沢市大庭)で引地川の生態系の調査や、生物の採集・観察を行う。12月21日の「第2部」では、かながわ海岸美化財団(茅ケ崎市汐見台1)で、海岸ごみを知るための講義の後、「調べるビーチクリーン」と題して実際に海での海岸ごみを調べる。その後、湘南工科大学に移動し、調べたことを論文にまとめる方法などを学ぶという。池田さんは「第1部、第2部の両方に参加すると『みらい研究員博士課程修了証』を授与する。研究に興味がある、川や海が大好き、海のごみを減らしたいという人は、ぜひ参加してほしい」と呼びかける。 両日程とも開催は10時から(30分前から受付)。参加無料。第1部が雨天の場合は12月1日に延期。第2部が雨の場合はビーチクリーンは中止。
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