妻の最大のストレスは『夫の存在』…配偶者が「生理的にムリ」になったときの対処法をカウンセラーが伝授
嫌な理由は、嫌だから
では「ちょっとしたクセ、習慣への嫌悪感」は、なぜ耐えられないのでしょうか。 その理由は一言で言えば、これらが「性格や価値観の違い」に根ざす問題だから、ということでしょう。 どちらか一方がいい、悪いという問題ではなく、感覚的なもので、「なぜ嫌なのか」を本人もうまく説明できません。理由はわからないけど、とにかく嫌だから、嫌なのです。 こういう問題については理屈で考えてもどうにもなりません。 自分の好みを押しつけて、「あれをするな、これをするな」と言うと、モラハラになってしまうかもしれませんし、また、そうやって文句をつけたところで、相手が対応してくれる望みも薄いのです。 相手の性格や価値観を尊重し、許容するしかありません。「あの人はこういう人だから仕方ない」と諦めるしかないのです。 『いま「熟年離婚」が急増中…全夫婦が絶対に知っておくべき「配偶者のイライラする行動」への対処法』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)