注目の古江彩佳、西村優菜、山下美夢有のプレーはどうだった? 「住友生命Vitalityレディス」初日の模様をプロが現地レポート
「住友生命Vitalityレディス」の初日を終え首位に立ったのは8アンダーのルーキー菅楓華。1打差に2位に山下美夢有、3打差3位タイに三ヶ島かな、小林光希と続く。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届けします。 政田夢乃、西村優菜など、女子プロの笑顔ギャラリー(撮影/大澤信二)
正午に発表になった気象データでは気温30.8度、南南東の風4.0m/sと残暑厳しい初日となりました。朝から多くのギャラリーが集まり、大きな声援で選手たちを送り出します。猛暑の影響でグリーンは軟らかく伸ばし合いの展開が予想されていましたが、ルーキーの菅楓華選手が8バーディノーボギーの「ほぼ100点に近い」プレーで単独首位に立ちました。
初日に注目したのは古江彩佳、山下美夢有、西村優菜の8時40分スタートで帯同するキャディも含めて同組の6名全員が関西出身という珍しい組み合わせでした。多くのギャラリーを引き連れ、西村優菜選手が2番ホールで最初のバーディを奪います。3番パー5では山下、古江の二人がバーディを奪いバーディ合戦になるかと思いましが、西村選手のショットがピリッとしません。
山下選手は前半で3つバーディ、古江選手は2つで折り返すと10番から3連続バーディ抜け出した山下選手が18番もバーディとし、7バーディノーボギーの65でフィニッシュ。首位に1打差の単独2位で初日を終えました。 先週の沖縄は、本当に暑く湿度も高いなかで優勝した竹田麗央選手に1打差の2位で終えた山下選手。疲れも残っているはずですが、いつも通りの安定したショットとパットで危なげないゴルフを見せました。フェアウェイ右サイドを狙ったスタンスから軽いドローボールでフェアウェイを捉えると、2打目でも高い弾道のドローボールでピン近くにボールを止めます。 ラウンド後の囲み会見では「今日はパターが入ったというか、ショットでついたのは何回かありましたが、そこも入れて、長いのも入った感じです」と山下選手。先週から投入したピンのマレット型パターを引き続き使用し、今週もパットも好調な様子です。