【独占】“2日後の涙”と“現実になった冗談” 大里桃子が明かす優勝秘話
6月9日(日)まで行われた国内女子ツアー「宮里藍サントリーレディス」で3年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた大里桃子が自身のYouTubeチャンネルと撮影協力をするゴルフ専門動画アプリALBA TVのインタビューにこたえ、改めて喜びを語った。 【独占動画】ファンを思って号泣 大里桃子が語るサントリーレディス優勝 パッティングイップス、そしてショットの不調を乗り越えて万感の勝利。「悩みが晴れた。すごく良かったなーと最後のパットを入れた瞬間は思った」と4日間を振り返った大里。持ち球のドローボールを昨年からフェードに変えてつかんだ勝利は、自身の進化と進む方向の正しさを証明するものだった。 キャディを務めた島中大輔氏とは、大会前にこんな会話も交わしていた。「前の週に(新垣)比菜ちゃんが優勝してキャディのお兄ちゃんが泣いているの感動したよねって話をして、島中さんが『俺もああやって泣くから今週優勝してくれない?』って冗談半分で言ってて。でも、優勝は現実になったけど、島中さんは泣いてなかったですよね(笑)」 優勝を決めた瞬間も涙はそこまで~…な照れ屋の25歳だが、号泣はまさかの大会終了から2日後に訪れた。インタビュー中、終始笑顔で大会を振り返る目から不意に涙が溢れた。「ちょっとヤバい。優勝してからこれが一番泣いてるかも」と感情を露わにしたのは自身のファンについて語った時だ。「本当に私のことを思って動いてくれる方が多くて、そういう方が調子が悪い時も応援してくれていたので、勝って恩返しができて嬉しい。またこうやってみんなで喜びを分かち合えるように頑張りたい」。チーム桃子で勝ち取った勝利を思い出して泣いて、また笑顔になった。 今回の優勝で初の海外メジャーへの挑戦権も得た。海外志向は表に出してこなかった大里だが「まさかつかめるとは、夢だなとは思っていた。自分がつかんだチャンスだし、今年はセントアンドリュースですし。人生における大きな一歩を踏み出せたかな」と思いを新たにする。今年の「AIG女子オープン」(全英)は8月22日からゴルフの聖地セントアンドリュース・オールドコースを舞台に行われる。