「無実の人が無罪になると限らない」2歳娘を虐待で死なせた罪で一審懲役12年の父親 これまで8件の無罪判決を獲得した弁護士 二審判決へのぞむ
■今西被告が異例の保釈
二審は、2024年5月に結審。そして2カ月後、異例の事態が起きました。 川﨑拓也弁護士:(電話を受け)棄却?ありがとうございます。早めに行きます。 電話を切った瞬間、安堵の表情を浮かべた。 川﨑拓也弁護士:棄却された。保釈ですね。良かった、良かったです。 およそ5年半ぶりに保釈された今西被告。拘置所から出てきたと同時に、川崎弁護士と抱き合った。 今西貴大被告:ここ拘置所の近くでしょう?さっきまでここにおったんや。一番良かった、うれしかったことは…逮捕されてから川崎先生の事務所にたどり着いたこと。
■「二審判決」は11月28日
-Q.どんな判決を期待しますか? 今西貴大被告:期待する判決は、主文で『被告人は無実』だけど、『無実』っていう判決がないから、なんか嫌やなって思ってる。無罪じゃなくて無実やから。無実が(判決に)ないのおかしいでしょ?(愛犬に向かって)お前は全部見てたのにな。しゃべれる? 川﨑拓也弁護士:彼からしたら、目撃者がいてもらったら良かったんですよ。だからそこをね、一般の人にどう伝えるかですよね。確信があるかと言われると、無実の確信はありますけどね。無罪の確信があるかというと、それは分からない。そんなん言ったら今西くんに怒られるかもしれない。『確信してくださいよ』と言われるかもしれないけど。 二審判決は、11月28日に言い渡される。 (関西テレビ「newsランナー」2024年11月26日放送)
関西テレビ
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