以前も崩落、入札ミスで復旧延期 奈良の国道、捜索難航
奈良県下北山村の国道169号で起きた土砂崩れに車が巻き込まれ、男性1人が救助された事故で、国道を管理する県は25日、5月に同じ箇所で大雨による土砂崩れがあり、来年1月に復旧工事に着手する予定だったと明らかにした。県が工事の入札手続きでミスをしたため、当初10月ごろに予定していた着工を延期していたという。 現場では車1台が土砂に埋まっているとみられ、県警などは25日も状況確認を継続した。二次災害の恐れがあり、安全を確保しながらの捜索活動は難航。無人で動かせるショベルカーも手配し、捜索再開を急ぐ。 県によると、5月の土砂崩れを受け、現場は仮の防護柵を設けて復旧工事を待っていた。