【山形】崩落現場の対策工事完了・土砂崩れ発生2年を前に 総事業費約16億円 鶴岡市西目
2022年の大みそかに鶴岡市で発生し、2人が死亡した土砂災害。現場の復旧対策工事が完了し、27日、関係者向けの説明会が開かれた。 2022年の大みそかに鶴岡市西目で発生した土砂災害では、高齢の夫婦2人が死亡。30棟以上の建物が倒壊した。 県は再発防止のため、2023年から総事業費約16億円をかけ、崩れた土砂の撤去や残った山の斜面をコンクリートで覆うなどの対策工事を行ってきた。 工事の完了を受け、県と鶴岡市は27日、現場で説明会を開いた。 鶴岡市の皆川市長や周辺地区の住民など約10人が参加して、県と市の職員から復旧対策工事の内容について説明を受けた。 (参加した住民代表・安倍長一さん) 「とにかくこれを見れば安全性が非常に高まったことが誰が見てもわかる。感謝しかない」 (鶴岡市・皆川治市長) 「県と連携して復旧に取り組んで来た。これまではっきりしていなかった危険な箇所についても、もっと明示していこうと。そうした点も含め今後しっかり対応していきたい」 説明会の後、参加者は現場に花を手向け、亡くなった人を追悼した。
さくらんぼテレビ