【MLB】アスレチックスがベテラン左腕マクファーランドと単年再契約 若手中心のブルペンを支える
日本時間11月8日、アスレチックスはリリーフ左腕のT.J.マクファーランドと1年契約で合意したことを発表。デービッド・フォーストGMは、「彼が2025年もアスレチックスに戻ってきてくれることがとても幸せだ。彼は我々のクラブハウスやブルペンのリーダーなんだ」と経験豊富なメジャー12年、35歳のベテランとの再契約を喜んだ。 2013年にオリオールズでデビューしたのち5球団を渡り歩いたマクファーランドは、昨季アスレチックスに2020年以来の再加入を果たすと、キャリアハイの79試合に登板して2勝4敗、防御率3.81の数字をマーク。昨シーズンのゴロ率59.4%はメジャー上位3%に入る数字で、クローザーを務める剛腕メイソン・ミラーとは対照的に老獪な投球でチームのブルペンを支えていた。 昨年のアスレチックスは勝率メジャーワースト5位ながら、リリーフ陣はメジャー全体13位の防御率3.83と健闘。マクファーランドは大きく向上したブルペン陣をマウンド上だけでなく陰からも支えており、ミラーなど若手投手の多くがマクファーランドに指導を仰いだことが伝えられるなど、まさにフォーストGMの言葉通りの役割を果たした。2年連続の地区最下位からようやく脱出したチームをさらに押し上げるため、ベテランの経験値が来年も求められる。