阿部監督「全く魅力感じなかった」と酷評 巨人・秋広優人、豪武者修行で開眼なるか 契約更改は減額制限ギリギリでサイン
不本意な1年に終わった巨人・秋広優人内野手(22)が減額制限ギリギリとなる24・6%の大幅減となった。 【写真】身長200センチ、自動販売機の横に立つ巨人・秋広 6日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、800万円減の2450万円でサイン。昨季121試合で10本塁打を放ったブレーク候補も、今季は26試合で打率・261、0本塁打、1打点に終わり、「4年間で一番苦しく悔しいシーズンだった。打席の中でしっくりくるものがなくて、前半は打席の中でずっと迷いながら立っていた」と振り返った。 安打という結果が欲しい気持ちと、開き直って、首脳陣が求める長打を狙うのかのはざまで揺れ動いた。迷いは百戦錬磨の指揮官に即看破され、「全く魅力を感じなかった」と酷評を受けた。 阿部監督は「アキ(秋広)は打撃練習だとすごいんだよ。何本もスタンドまでほうり込む。そのままのスイングでいいのに、試合になるとなぜか上から当てに行って『カスッ』って感じのショートフライ。何本見たか分からねえよ」ともどかしさを隠さない。 7日からはオーストラリアでウインターリーグに参加予定。「監督からも言われた当てに行くとかは自分も感じていた部分。しっかり振って長打を出すのは実戦の中でやっていきたい」と長打狙いのフルスイングをいつでも出せるように1カ月半の武者修行に臨む。 「持っていくのは野球道具とプロテインくらい。年俸が下がっちゃったんで、向こうは物価が高いらしいし、余計なものも買わない」とストイックに課題と向き合って一皮剥けた姿を指揮官に見せたいところだ。 (片岡将)