パドルシフト備えた最強「N」も導入へ!ヒョンデ「アイオニック6」改良新型、デザイン大胆チェンジ
ヒョンデは現在、主力電気自動車「アイオニック6(IONIQ6)」改良新型を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。現行型より四角いボンネットを採用、ライトがバンパーの下へ アイオニック6は、2020年のジュネーブモーターショーで「プロフェシー」コンセプトとして初公開され、2022年には、ヒョンデが新開発したEV専用プラットフォーム「E-GMP」を採用して発売、これが初の大幅改良となる。 南ヨーロッパで過酷な高温テスト中を捉えたプロトタイプは、同社のトレードマークである黒い偽装パネルで覆われているが、今年初めにアイオニック5に施されたものよりも大きな変更が加えられていることがすぐにわかる。 最も印象的なのは、フロントエンドのデザイン、特にボンネットの形状と照明の配置だろう。現行型では、そのデザインが批判的な意見が多く、改良新型で修正が急務とされているのだ。 現行型では、ボンネットがフィットするように形作られた従来の一体型ヘッドライトユニットを備えているが、プロトタイプは、四角いボンネットを備えているようだ。この新しいボンネットの形状では、細いヘッドライトを設置するスペースすらなく、ライトがバンパーの下に移動されていることがわかる。両側のふたつのスロットの相対的なサイズから判断すると、LEDデイタイムランニングライトはボンネットラインのすぐ下に配置され、メインのヘッドライトユニットは、下に隠れているように見える。 後部で何が変わったのかを見分けるのはより困難だが、LEDテールライトの形状やグラフィックが変更される可能性が高く、足回りでは、新デザインのホイールが提供される。 スペックでは、77.4kWhのバッテリーから84kWhのユニットへの移行による航続距離が700km程度へ延長、パワートレーンは、最高出力228psのシングルモーターと、最高出力324psを発揮するデュアルモーターがキャリーオーバーされる。また、最高出力650psのツインモーターセットアップと、アイオニック5 Nからシミュレートされる、パドルシフトトランスミッションを備えた高性能「アイオニック6 N」の初導入も濃厚とされている。 「N」では、独自の「N Sound+」人工排気音と、ほとんどのパワーを後部に送り、オンデマンドで横方向の動きを可能にする「Nドリフトオプティマイザー」も装備、大型ブレーキと強化されたサスペンションが、パフォーマンスパッケージを完成させるという。 アイオニック6改良新型のワールドプレミアは、2026年モデルとして2025年内に登場、「N」は遅れての導入が予想される。
APOLLO