「定年後」はホテルの「ベッドメイキング」の仕事をしたいと考えています。平均的な給料はどれくらいでしょうか?
ホテルのベッドメイキングは、定年後の仕事として人気があります。定年後に初心者から始める場合、給料はどれくらいなのでしょうか。 本記事では、ベッドメイキングの仕事の探し方や応募の方法、給料などについて解説します。 ▼高齢者の「4人に1人」は働いている!? 平均年収はどのくらい?
ベッドメイキングの仕事をするには
多くの場合、ベッドメイキングの仕事を担当するのは客室清掃スタッフです。客室清掃スタッフは、宿泊客がチェックアウトしたあとの客室に入り、次のお客を迎えるために部屋をきれいにするのが仕事です。 ホテルのベッドは、一般家庭のベッドより大きく重量があるケースも多いため、ベッドメイキングの仕事は、腰などに負担がかかるといわれています。 このように、ベッドメイキングは大変な仕事ではありますが、特別な資格がなくても始められるため、定年後の仕事として人気があるようです。ベッドメイキングの仕事は、ネットで検索すれば探すことが可能です。 なお、ベッドメイキングの募集をしているのは必ずしもホテルとは限らず、別の会社が請け負っているケースもあるようです。その場合、募集に応募して採用されると、その会社の従業員として、出向先のホテルでベッドメイキングを行うことになるでしょう。
給料はどれくらい?
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、客室清掃・整備担当の全国平均年収は329万6000円、求人による月給は21万6000円です。なお、60歳~64歳の年収は301万5100円、65歳~69歳の年収は262万1100円です。 定年後にベッドメイキングを始める場合、60歳以降で未経験として入ることになるため、正社員での雇用は困難である可能性が高いと考えられます。 その場合、パート・アルバイトとして入社するケースが多くなると考えられますが、時給はホテルや業務を請け負っている会社などによって異なります。そのため、前述の年収平均値は参考程度にしておくとよいでしょう。
ベッドメイクのやり方
ではここで、ベッドメイキングの方法について解説しましょう。ベッドメイキングは、まず客が使ったシーツ類の回収から行います。 1.ベッドカバーやシーツ、バスローブや浴衣、バスタオルなどをリネン袋に回収します。 2.マットレスの上にベッドパッドを敷き、その上からシーツをかぶせます。 シーツはマットレスを包み込む大きさがあるので、マットレスの下にシーツの端を入れて見た目を美しく整えます。この際に、シーツにまったくしわがないように四方をしっかり引っ張って、シーツの余分な部分を、マットレスの下に織り込みます。 3.次に、羽毛布団の下に敷くアッパーシーツをかけます。 4.羽毛布団をかけてアッパーシーツを折り返し、枕をセットしたらベッドメイキングの完成です。 ■スピードアップすれば時給も上がる可能性がある 客室清掃の仕事は、ベッドメイキングだけでなく、水回りの清掃などもする必要があります。そのため、慣れないうちは、1部屋清掃するのにも苦労する可能性があります。 しかし、業務に慣れて短時間で清掃できるようになれば、任される仕事も増え、時給アップなどにつながる可能性もあるでしょう。