ハリス米副大統領、ラファ侵攻ならイスラエルに結果伴うこと排除せず
(ブルームバーグ): ハリス米副大統領は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部ラファに侵攻した場合、同国にとって結果を伴うことを排除しなかった。ラファ侵攻について米国は何度も警鐘を鳴らしている。
24日放送されたハリス氏の短い発言は、イスラエルに対するバイデン政権の度重なる警告にほぼ沿った内容だが、先週中東を訪問したブリンケン国務長官の発言より踏み込んだものだ。
ブリンケン国務長官、米国はラファ侵攻の代替案をイスラエルに提示へ
ABCの番組「ジス・ウィーク」でハリス氏は、ラファへの軍事攻撃が結果を招くかどうか問われ、「何も排除していない」と答えた。「ラファでの大規模な軍事作戦は大きな間違いになることを、われわれは複数の会話やあらゆる方法で明確にしてきた」と語った。
イスラエルの戦場での行為について一部の民主党議員や有権者の間で批判が高まっており、バイデン大統領と政権は、イスラエルの自制と、飢餓に直面するガザ住民への人道支援提供の要求を強めている。
イスラエルはラファに侵攻へ、米国含む全世界が反対しても-閣僚
原題:Harris Won’t Rule Out US Consequences If Israel Invades Rafah(抜粋)
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Ian Fisher