SHINeeと過ごす最高の夏はまだまだ続くーー完全体でのコンサートを経た、個性が光るソロ活動に注目
MINHOはマルチな才能を発揮、ONEWのカムバックも期待
一方、MINHOはソロアーティスト、イベントMC、俳優と、マルチな才能を輝かせてソロ活動を展開している。 今年の5月にパシフィコ横浜でファンコンサート『2024 BEST CHOI's MINHO FAN-CON Multi-Chase in Japan』を開いた後、6月末には埼玉のベルーナドームで開催された、韓国の音楽番組『Show! Music Core(ショー!音楽中心)』(MBC)のライブイベント『Show! Music Core in Japan』にMCとして出演。安定の進行力でイベントの成功に一役買っていた。 さらに8月と9月は、俳優業での活躍に大きな期待がかかっている。8月16日には、映画『ニューノーマル』が公開。韓国を代表する俳優 チェ・ジウらとともに同作に出演し、MINHOは出会いを求める孤独な大学生“フン”を演じながら、交差する2つの出来事から登場人物の日常に潜む恐怖と絶望を描く同作の物語を引き立てている。 そして、MINHOは9月7日から演劇に初挑戦するという。彼が出演するのは『ゴドーを待ちながらを待ちながら』という作品。同作は、戯曲『ゴドーを待ちながら』を演じるメイン俳優らのピンチヒッターを務めるために集められた代役俳優たちが楽屋で繰り広げる様々な語りや苦悩する姿を描いたもの。MINHOはこの演目の中で、率直ながらも純粋な一面が際立つバル役を演じる予定で、いよいよ約2週間後に迫った舞台初日に熱い視線が注がれている。 9月は、ONEWのカムバックにも大いに期待したいところ。TAEMINと同じく、今春にソロ活動の事務所を移し、GRIFFIN Entertainmentにて新たなスタートを切ったONEWは、5月以降精力的に活動を展開してきた。5~7月にかけては、韓国や日本、台湾、シンガポールなどアジア各国で単独でのファンミーティング『ONEW FANMEETING 2024 IN JAPAN <GUESS!>』を開催。ONEWならではの歌声とダンスに加え、彼が直接語りかけるメッセージも含めて、今回のファンミーティングは、ファンとのあたたかな交流の時間となっていた。 そんなONEWが、9月3日に3rd EP『FLOW』をリリースする予定だという。彼のカムバックは約1年半ぶり。作品の発表に先駆けて先日、8月13日にプロモーションプランを告知する映像が公式YouTubeチャンネルで公開された。ラフな洋服を身にまとったONEWが波音のする巻貝を耳にあてるシーンが印象的な同映像によると、これから一つひとつ、アルバムの詳細が明らかになっていくようである。 今作は事務所移籍後初のリリースとなるため、ONEWならではの新たな挑戦も多数盛り込まれた作品になっているのではないだろうか。彼の歌声を堪能しつつ、挑戦の軌跡を辿るのが楽しいアルバムになるのかもしれない。 このように、各メンバーの個性とスキル、センス、得意領域が存分に活かされたソロ活動が目白押しのSHINee。昨年末からグループでの活動も含めて様々な活動と情報で私たちを楽しませてくれた彼らだが、今夏もまだまだ期待の高まるスケジュールがたくさん待ち構えている。SHAWOLの“アツい夏”はまだ終わらなそうだ。
市岡光子