SHINeeと過ごす最高の夏はまだまだ続くーー完全体でのコンサートを経た、個性が光るソロ活動に注目
SHINeeが今夏、各メンバーの個性輝くソロ活動で多くのファンを魅了している。 直近のニュースとしてまず押さえておきたいのが、TAEMINの活動だ。彼は、8月19日に『ETERNAL』と名付けられた5thミニアルバムをリリース。TAEMINは、今年の4月にソロ活動の基盤をSM ENTERTAINMENTからBig Planet Made Entertainmentへと移している。今作は事務所移籍後初めて発表するアルバムとなるため、発売前から多くのファンやメディアに注目されていた。 【写真】東京ドームは3人でステージに立ったSHINee そんな今回のミニアルバムにはダブルタイトル曲を含む多彩な7曲が収録されている。そのすべてにおいて、TAEMINが自らプロデュースに携わっているのだという。 そうした背景を踏まえながら今回のミニアルバムを聴いてみると、TAEMINのセンスや嗅覚、プロデュース力がいかに優れたものかがよく分かる。 例えば、1曲目の「G.O.A.T」はHIPHOPサウンドを基調とした楽曲だが、冒頭でTAEMINが鋭いラップを響かせてリスナーの耳を奪ったかと思うと、終盤に向かうにつれジャジーな雰囲気も生まれ、何度も聴いても味わいたくなるような奥深さがある。一方で2曲目のダブルタイトル曲のひとつでもある「Sexy In The Air」では、鋭く歪んだエレキギターサウンドの中で高音域のボーカルを披露。TAEMINならではのしなやかで強烈なエネルギーを感じる一曲に仕上がっている。ほかにも、80年代欧米のポップスのような空気を感じさせるエレクトリックポップジャンルの「Crush」や、大海原のような壮大なサウンドのバラード「The Unknown Sea」など、TAEMINの魅力がたっぷりと詰まった1枚に。まだアルバムを手にとっていないという方は、ぜひ一度聴いてみてほしい。TAEMINの作り出した世界観のクールさに酔いしれること間違いなしだ。 TAEMINはこのミニアルバムを携え、8月31日よりソロワールドツアーを開催予定。韓国公演を皮切りに、マレーシア、台湾、東京、福岡、タイ、香港、インドネシア、アラブ首長国連邦、シンガポール、フィリピンといった10カ国を訪れるという。日本公演は、9月21日~23日に東京体育館を、10月19日~20日に福岡国際センターで行われる予定だ。TAEMINが日本でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まる。 直近の動きとしてはもう1つ、KEYの活動にも触れておきたい。彼は8月17日まで、ソロコンサート『2024 KEYLAND ON : AND ON』を開催。東京や神戸、タイ、台湾などを回り、初のアジアツアーを成功裏に終えた。台湾・高雄で行われた公演では、9月にアルバムの発売予定があることを示唆。現時点(8月23日)で作品の詳細はまだ明らかになっていないが、KEYらしいコンセプチュアルなアルバムが展開されるのではないだろうか。 なお、日本ではKEYの新たな作品がすでにリリースされている。彼は8月7日に、約6年ぶりとなる日本オリジナル作品で、初のシングル『Tongue Tied』をリリース。重厚感のあるキックドラムとベースライン、重要なアクセントでもあるウエスタンギターなどのサウンドによって展開されるポップパンクで、一度聴いたら忘れられない楽曲に仕上がっている。MVで展開される、パワフルながらもどこかセクシーでキレのあるKEYのダンスも圧巻だ。 KEYは楽曲リリースやコンサートの開催だけでなく、日本でのメディア出演も積極的に行っている。7月18日には『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)に初出演。また、7月30日には『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京系)に出演し、あのちゃんとともに互いをコーディネートし合うという、ファッション好きのKEYならではのコーナーが設けられていたのも記憶に新しい。