ポルシェ963からフェラーリ499Pへ。バトンの僚友、フィル・ハンソンがAFコルセ83号車に加入/WEC
ハーツ・チーム・JOTAのポルシェ963で2024年のWEC世界耐久選手権を戦ってきたフィル・ハンソンが、2025シーズンはAFコルセの83号車フェラーリ499P陣営に移籍することが10月30日に発表された。 【写真】イエローのカラーリングが特徴的なAFコルセの83号車フェラーリ499P この英国人ドライバーは来季もWECのハイパーカー部門に残り、フェラーリのサテライトエントリーのステアリングを握ることになる。 25歳のハンソンは今シーズン、JOTAの2台体制のポルシェ963のチームの一員としてトップクラスデビューを果たした。ジェンソン・バトン、オリバー・ラスムッセンとチームを組み、最終戦前の時点では富士スピードウェイでの総合6位というのが最高の成績となっている。 来季、ハンソンのチームメイトとなるふたりのドライバーの名前は、まだ明らかにされていない。 しかしながら、現在83号車をドライブするロバート・シュワルツマンは、来季プレマが2台体制を敷くNTTインディカー・シリーズへの移籍が濃厚とされており、ハンソンはこの後任になるものと見られる。 フェラーリのファクトリードライバー、イーフェイ・イェは来年も83号車のラインアップに残留するとみられるが、現在イエローのフェラーリをドライブする残るひとり、ロバート・クビサの来季の立場は不明だ。 ハンソンは11月3日、最終戦翌日にバーレーンで行われるポストシーズン・ルーキーテストで、フェラーリ499Pを初めてテストドライブすることになる。 [オートスポーツweb 2024年10月31日]