京都市長選挙に立候補した5氏の経歴・政策まとめ
松井氏は京都市生まれ。通産省を経て、参院議員(2期)や内閣官房副長官などを歴任
松井氏は1960年京都市生まれ、東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業。通商産業省(現 経済産業省)に入省、内閣副参事官、通商産業省大臣官房総務課長補佐、行政改革会議(橋本行革)事務局などを歴任しました。2001年から参議院議員を2期連続で務め、内閣官房副長官、参院内閣委員長などを務めました。
松井氏が掲げる政策とは
松井氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。 1 市民あっての京都、人々から選ばれるまち京都を ○子どもと家庭の幸福を市政の柱に据え、府市協調で「子育て・教育環境日本一」を実現 小中学校の給食無料化、子ども、保護者の視点に立った子育て環境の充実、多様な学びの保障、全国有数の教育レベルを更に高めるなど ○空き家バンクの創設などにより、若者・子育て世代の流出を止め、定住できる仕事と居住空間をつくる ○京都が誇る医療ネットワークを強化し、「健康長寿のまち・京都」をつくる 政令市最高水準の子ども医療費支給制度を更に高め、負担の軽減を図る ○「大学のまち」「学生のまち」の魅力を高め、働き住み続けられるまちづくりを推進する 2 突き抜ける魅力のある文化首都・京都を創る ○文化首都・京都として、文化を基軸とした豊かさとあらゆる課題を解決していく文化力を、京都のみならず、日本へ、世界へ、発揮していく 国・文化庁と積極的に連携し、芸術文化、伝統技能、有形・無形文化財支援に注力し、その継承と研磨に努める ○市民生活と調和が図られた持続可能な観光振興を行う ○国際会議の誘致などのMICEを推進する ○市民の足を守るため、国と連携した市バス・地下鉄の優待制度の創設など、市民生活に還元する ○政治・経済の首都である「東京」と、歴史・文化の首都である「京都」の双方で、「都」としての機能を分担する「双京構想」を実現する ○京都府や近隣自治体と積極的に連携し、芸術文化振興、快適な交通体系整備、就労・居住環境の整備など、「文化首都」にふさわしい「大京都圏」整備を促進する 3 文化首都を支えるつよい経済の復活を図る ○京都を支える伝統産業、地域企業を守り、その魅力をさらに飛躍させる ○大学のまちの魅力をいかし、産業支援機関と連携し、スタートアップ支援、企業立地促進に努める ○日本中・世界中の優れた芸術家、職人、起業・経営人材など、すぐれた才能を京都に招き、新たな産業を創造する ○幹線道路整備など国直轄の交通網整備や国際会議場の整備、活用、公共交通網の再整備など、都市の成長を支える経済社会インフラ整備を国と連携して行う ○市内の美しい景観を保全し、美しい京都の町並みはしっかりと守りつつ、一律の規制でなく、地域の特性に応じて都市機能の改善・向上と保全、開発の両立を図る 4 すべての人に「居場所」と「出番」のある京都へ ~市民がともに支える「新しい公共」~ ○京都が誇る学区単位の住民組織、ボランティア組織と行政が積極的に連携して、地域ぐるみで、一人暮らしや高齢の方々はもちろんのこと、全ての市民の安心な生活を支える ○市民の積極的な理解と連携のもと、徹底した防災、減災対策を行うとともに、治安の確保に全力を傾け、市民の命と暮らしの安全安心を守る ○町衆の公(おおやけ)への思いや心意気を活かし、共助、互助の精神を積極的に取り入れ、公助が有効に機能する住民参加型の京都ならではの行財政改革を推進する ○誰も置き去りにしない福祉施策の実現に向け、重層的な支援体制を構築する 5 全国に先駆ける京都型共生社会モデルを形成する ○個性と能力が十分に発揮できる男女共同参画社会を実現する ○京都議定書採択の地京都から二酸化炭素排出量ゼロに向け、循環型社会の構築と生物多様性の保全を三位一体で推進する ○人と自然が共生する農林業を活性化する ○安心、安価なくらしの「水」を守り続け、森林政策を充実し、水源を保全する ○すべての人が尊重し合う包摂性のあるまちづくりを進める ○する・観る・支えるスポーツを通して健康で豊かな市民生活を実現する ○ペットとともに暮らしやすいまち京都を推進する 6 府市協調で住民参加型行政を ○西脇京都府知事との府市協調を更に前進させ、周辺地域と連携したオール京都の活性化につとめる ○国(中央省庁)と柔軟かつ戦略的に連携し、京都モデルの積極的な実現を図る ○京の町衆の伝統と心意気を活かし、幅広い行政分野について市民との対話を重んじ、市民参加型行政を推進する ○二元代表制のもと、行政と議会は車の両輪。対等なパートナーとして議会との協調を図る