京都市長選挙に立候補した5氏の経歴・政策まとめ
二之湯氏は京都市出身、早稲田大学卒業。参議院議員秘書を経て、京都府議会議員を5期連続で務める
二之湯氏は1979年京都市生まれ、早稲田大学文学部卒業。 父である参議院議員・二之湯智氏の秘書を経て、2007年の京都府議会議員選挙で初当選、以降5期連続当選しました。京都府議会第72代副議長歴任を歴任しました。
二之湯氏が掲げる政策とは
二之湯氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。 1 財政を立て直す ○本来なら都道府県の業務である特別支援学校などを府へ移管 ○少子化と私学の経営難をふまえて、市立高校を整理し、跡地を公園・グラウンドや体育館・アトリエや舞台・オフィスなどとして活用することを検討 ○デジタル化などの業務改善を進めて、庁舎外に借りている執務スペースを全廃し、賃借料を削減 ○宿泊税を大幅に引き上げ、公共交通の充実やスマートゴミ箱設置などで市民に還元 ○建設費の地元負担が巨額に上る(京都全体で数千億円とも)北陸新幹線「小浜ー京都」大深度地下ルートを再検討 2 交通・住宅改革 ○LRTまたは高度なバスシステムの整備。周辺の社寺などに資金的協力を求める(五条通:東山⇔旧市立芸大、西大路ー今出川ー東山ー北大路の循環) ○地下鉄の増便で利便性と収益をともに改善 ○市内周辺の交通不便地域における鉄道駅に向かうバスの増便 ○鉄道など公共交通が無い過疎地域におけるライドシェアの導入を検討 ○国・京都府と協力し国道1号・9号のバイパス整備を推進し、渋滞を緩和 ○借地権・用途地域・接道要件などの課題を解決し空き家になっている住宅の流通・建替えを促進 ○市営住宅の再生を加速し、民間活力による市民のための跡地活用 3 教育の質を上げる ○幼保一元化を進めて、住居に近い第1希望への全入園を目指す ○幼児教育・保育の現場で働く方々の処遇改善を検討 ○学童保育拡充と中学校給食の早期実現。小学校給食費の値下げを検討 ○教育現場に専門人材を多数起用し、多くの目で個性を見い出し伸ばす義務教育へ進化 ○スクールソーシャルワーカー の配置を増やし、子どもの心に寄り添う教育環境を充実させる ○インターナショナルスクール(国際学校)を設置し、世界に通用する人材を育成 4 所得を上げる ○市営住宅や学校跡地などの市有財産を不足するオフィスビルに活用 ○産業支援機関の一部機能を民営化し、企業支援のプロと共に業績を伸ばす ○新規事業に挑戦し業績を伸ばした事業者に有利な融資制度の創設 ○私立高校生への学費支援と大学生の奨学金返済助成を府制度に上乗せして拡充する ○物価高が続く今、行政改革の成果をゴミ袋料金や給食費などの減額で市民に還元 ○106万円、130万円の壁について、根本的な制度改正を国に求める 5 高齢者の生活を支える ○地域包括ケアシステムの更なる充実 ○地域密着型の生活支援サービスをする(買い物・移動・掃除など)事業者の育成 ○高齢者を雇用する事業者を支援 ○財政難を理由にカットされた高齢者福祉事業費の復活を検討 ○健康長寿のための介護予防の拠点・居場所づくりを加速 6 閉塞感を打ち破る ○京都府や民間事業者と連携して、女性の活躍を阻んでいる「出産と育児の両立を困難にしている原因」を取り除く ○総合支援学校における医療・福祉の連携強化、就労支援施設における工賃アップを支援、障害者雇用が促進される入札制度を構築 ○地域行事などを通じて、学生が積極的に地域貢献できる仕組みを構築 ○外国人が生活しやすい日本語表示と、英語で暮らせる環境を整備し、京都を愛する仲間として共生する ○地域福祉の基礎にある自治会の役割を市民全体で共有し、今後の在り方を検討 ○大都市行政の狭間で苦しむ中山間地域に特別に対応する 7 歴史・文化・自然を活かす ○学校での郷土史学習を通じて、日本史と地域のつながりを再発見し誇りと愛着を深める ○市民が優先して文化芸術に触れる機会を多数創出 京都市立施設に加えて、国公立や民間にも協力を呼びかける ○愛宕山や伏見桃山城などの歴史文化資源の活用で観光客の分散化と地域活性化 ○農林漁業体験などの新たな観光メニューを開発し、市内の自然資源を維持・継承 ○文化庁と連携して「文化と経済の好循環」を実現し、文化・芸術人材の定着を図る 8 令和の平安京へ ○周辺市町と今後の産業・文化・交通・上水道などの在り方を協議し京都都市圏を構想 ○関西文化学術研究都市と市内学術機関や経済団体などとの連携を強化し、次世代型産業を育成 ○世界の叡智を集結する「京都世界平和会議」を創設し、世界平和に貢献 ○食料安全保障の観点から、循環型の有機農業を普及・促進 ○世界平和を目指す姉妹都市との交流事業に多くの市民が参加できるよう改善