小森航大郎（2024年11月撮影）

　楽天、ヤクルトの両球団は8日、楽天から国内FA権でヤクルトに移籍した茂木栄五郎内野手（30）の人的補償として、小森航大郎内野手（21）が楽天に移籍すると発表した。 【一覧】過去のFA人的補償 　小森は宇部工（山口）から21年ドラフト4位でヤクルトに入団。3年目の昨季は1軍4試合の出場で安打はなかった。イースタン・リーグでは110試合に出場し、打率2割5分2厘、2本塁打、23打点、24盗塁。同リーグの盗塁王に輝いた。 　小森はヤクルトを通じ、「今回の話を聞いてとても驚いています。スワローズでは、まだ1軍での出場が少なかったのですが、選手をはじめチームの皆さまと、応援してくださったファンの方々に感謝の思いでいっぱいです。チームは変わることになりましたが、これからも頑張っていきたいと思います。楽天ファンの皆さまも、よろしくお願いいたします」とコメントした。 　◆小森航大郎（こもり・こうたろう）2003年（平15）4月30日生まれ、福岡県出身。宇部工では甲子園出場を逃すも、3年夏の山口大会（3回戦敗退）で11打数10安打。21年ドラフト4位でヤクルト入団。24年9月6日阪神戦で1軍デビューし、1軍通算4試合、5打数無安打。2軍通算181試合、打率2割4分3厘、5本塁打、40打点、33盗塁。昨季はイースタン・リーグ最多の24盗塁をマークした。173センチ、83キロ。右投げ右打ち。