「前時代的? な気合とド根性が現代のMotoGPをさらなる高次元へ」【ノブ青木の上毛グランプリ新聞 Vol.19】
この2回の2位は、マルティンの成長ぶりを窺わせるし、まさにチャンピオンの器を感じさせるものだ。バニャイアに負けたのではなく、チャンピオンシップを優先した結果としての2位だからだ。 マルティンは、自信があるのだと思う。ここまで十分にポイントを稼いで、有利な立場にいる。そして、「本気で勝とうと思えば、いつでも勝てる」という思いがある。だから精神的に余裕があって、まわりがよく見えている。前だけではなく、右も左も後ろも見えている状態だ。 気合い。ド根性。そして、自信。二輪レースは、とことんメンタルが大事なスポーツ。そこが本当に面白い。 ──マレーシアGPの表彰台。静かに落ち着いたフォトセッション。あとは最終戦でベストを尽くすだけだ。 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
●監修:青木宣篤 ●まとめ:高橋剛 ●写真:Michelin