伝説のデザインが電動化で進化! フランス車の最新EVデザインに継承される革新性
時代は電気自動車(EV)へと移行しつつあるが、フランスの自動車メーカーたちは、過去の遺産を大切に育みながら、また新たな現代的な価値を生み出している。 【写真集】EVの新時代を彩るエレガンス。革新と伝統が織りなすフランス車デザイン レトロな雰囲気を残しつつ、最新技術を詰め込んだモデル(コンセプトカー含む)は、その証しと言えるかもしれない。ここでは、EVの新時代を彩るフランス流エレガンスを見ていこう。
ルノー5(サンク) Eテック
コンセプトから市販車へと昇華を遂げたルノーの意欲作。初代ルノー5の持つ愛らしさとミニマリズムの精神を継承している。 フロントに配置された電気モーターは3種のバリエーションを用意し、最強仕様では148馬力を発揮。室内空間は大型ディスプレイと、おしゃれなた布張りで構成されている。
ルノーR17
有名デザイナーのオラ・イートとルノーの英知を結集して誕生したR17。この車は1971年に誕生した伝説のスポーツクーペ「ルノー17」を現代によみがえらせた傑作。約1.4トンの軽快な車重に270馬力を誇る後輪駆動のEVとして設計されている。 インテリアでは、精緻なディスプレイと上質なウール素材のシートが、懐古と革新の調和を演出。ボディは先代よりおよそ17cm拡幅され、最新のカーボンファイバー製シャシーが採用されている。
DS SMトリビュート
シトロエンSMの血統を継ぐコンセプトカーで、シトロエンの高級ブランドとして君臨するDSが手掛けている。空力を追求した流麗なボディラインと、リアタイヤを包むカバーは往年の名車を彷彿とさせる。その一方で、繊細なLEDのテールランプが現代性を際立たせている。 インテリアは曲面ディスプレイを配した先進的なデザイン。アイボリーの革とアルカンターラの調和、ドアには太陽をモチーフとした精緻なレーザー装飾が施されている。
ルノー トゥインゴ レジェンド
ルノーの小型車、トゥインゴが第4世代として進化を遂げる。現在はコンセプトカーの段階だが、2026年には手の届きやすい価格でヨーロッパの街並みを彩る予定とのこと。 2023年に披露されたトゥインゴ レジェンド コンセプトは、1992年に登場した初代モデルの精神を受け継ぐ。愛らしさと遊び心を備えた表情は、まさにトゥインゴの神髄を表現していると言えるだろう。