ヒョンデグループ、最多の22車種が米IIHSで安全性評価
ヒョンデグループは、米国道路安全保険協会(IIHS)の2024年安全性評価において、グループ傘下のキアとジェネシスを含めた合計22車種が「TOP SAFETY PICK(TSP)」および「TOP SAFETY PICK+(TSP+)」を受賞したと発表した。 ヒョンデの「TOP SAFETY PICK」受賞車 この受賞数は自動車メーカー中最多で、2024年の全受賞車種の21%を占める快挙となった。 受賞内訳は、ヒョンデが9車種(TSP+ 4車種、TSP 5車種)、ジェネシスが8車種(TSP+ 7車種、TSP 1車種)、キアが5車種(TSP+ 1車種、TSP 4車種)となっている。ブランド別の受賞数では、ヒョンデが2位、ジェネシスがホンダ、マツダと並んで3位にランクインした。 ヒョンデのTSP+受賞車種には、『IONIQ 5』、『KONA』、『TUCSON』(2024年3月以降生産モデル)の小型SUVとIONIQ 6の中型電気自動車が含まれる。ジェネシスは、『G80』(2023年10月以降生産モデル)、『エレクトリファイドG80』、『G90』(2023年10月以降生産モデル)の大型高級車、『GV60』小型SUV、『GV70』(2025年モデル、2024年4月以降生産)、『エレクトリファイドGV70』(2024年4月以降生産)、『GV80』(2023年8月以降生産)の中型高級SUVがTSP+を獲得した。 キアのTSP+は中型SUVの『TELLURIDE』だった。 TSPを獲得したのは、小型車の『K4』、小型SUVの『SPORTAGE』、中型SUVの『EV9』(2024年1月以降生産モデル)と『SORENTO』(2024-2025モデル)だ。 IIHSは2024年の評価基準を厳格化し、後部座席の乗員保護と歩行者衝突回避システムの性能向上を自動車メーカーに求めている。新たな前面衝突試験では、運転席後方にもダミー人形を配置し、後部座席の安全性評価を強化している。
レスポンス 森脇稔