【NFL】「最後まで戦い抜く準備はできている」とテキサンズの選手を絶賛するRBミクソン
ランニングバック(RB)ジョー・ミクソンが2024年に向けて意気込む理由はたくさんある。2023年にシンシナティ・ベンガルズの最多ラッシングヤードを記録し、1,400ヤード以上のスクレイメージヤードを積み上げたにもかかわらず、ミクソンは3月に7巡目指名権と引き換えにヒューストン・テキサンズにトレードされた。
この取引だけでも十分なモチベーションとなるなか、ミクソンは上昇気流に乗るAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の寵児、テキサンズの一員としてプレーする。
今のところミクソンはテキサンズで見てきたものに満足し、このままアクセル全開で突き進む理由を十分に見いだせているという。
「俺はチャンピオンシップを争ったチームにいた経験もあるし、そのために何が必要かも知っている」とミクソンは現地19日(金)に記者団に語った。
「最後まで勝ち残るために何が必要かも分かっている。間違いなく、ここには俺が長い間見てきた中でも最高の選手たちがそろっている。率直に言って、このチームなら優勝争いができるし、最後まで戦い抜く準備はできている」
ミクソンは2021年にベンガルズの選手として第56回スーパーボウルに出場したことに言及した。クオーターバック(QB)ジョー・バロウやワイドレシーバー(WR)のジャマール・チェイスとティー・ヒギンズといったスター選手たちの存在によって過小評価されたものの、ミクソンはそのシーズンに292回のランで1,205ヤードと13回のタッチダウンを記録している。2023年もミクソンは似たような成績を残しており、トップクラスのクオーターバックがいなくてもヤード数を稼げることを証明して見せた。
ミクソンにとって幸運なことに、今度はC.J.ストラウドという優秀なシグナルコーラーと組むことができ、ベンガルズよりもさらに才能がそろったロースターとともにプレーする。デプスチャート上では控えとしてデイミオン・ピアースがいることで、ミクソンはベンガルズ時代のように過酷な働きを強いられることはないかもしれないが、いずれにしてもテキサンズのエースランニングバックという位置づけは変わらない。そして、ミクソンは相手に怒涛の勢いで襲いかかる準備ができている。