愛媛大、工学部入試に「女子枠」新設 26年度
愛媛大は28日、2026年度の工学部入試に計13人の「女子枠」を導入すると発表した。背景には女子学生比率の低さ(工学部15・0%、愛媛大全体41・8%)があり、導入により学修環境の多様性を高め、より多くの理工系女性人材を輩出する。一般選抜(理型入試)も改革し、前期日程を数学重視型(A)と理科重視型(B)に分けて得意分野を生かした受験を可能にする。 愛媛大によると、女子枠は化学・生命科学コース(募集人員10人)とデジタル情報人材育成特別プログラム(3人)に導入。総合型選抜Ⅱとして実施し、大学入学共通テストの結果と面接などで合否を決定する。愛媛大での導入は初めて。
愛媛新聞社