写真：クラウド Watch

　KDDI株式会社は16日、同社データセンター「Telehouse Osaka」に、「AWS Direct Connect」への接続拠点を開設すると発表した。Telehouse Osakaを利用する顧客は、AWSの生成AIを含む240以上のクラウドサービスへ、構内配線による直接接続が可能となり、低遅延でセキュアなクラウド環境への接続を実現する。 　KDDIでは、AWS Direct Connectへの接続拠点を日本国内で提供するのは、日系総合通信事業者が運営するデータセンターとしては国内初となると説明。KDDIとしてグローバルでは、Telehouse PARIS Voltaire、Telehouse London Docklandsに次ぐ3拠点目となるという。 　KDDIは2024年5月から、顧客の事業成長・社会課題解決へ貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を始動した。データセンターはWAKONXを構成する重要なアセットの一つであり、AWS Direct Connectへの接続拠点開設は、さらなるデジタル化スピードアップを推進し、顧客の事業成長に貢献するとしている。 　Telehouse OsakaにあるAWS Direct Connect接続拠点を利用することで、AWSのクラウドサービスとTelehouse内の顧客システム間において、データセンター内でのプライベート接続が確立されるほか、スループット向上により顧客環境での安定したシステム稼働を実現する。また、大阪ビジネスパークエリアでデータセンター間を芯線接続するサービスを利用することで、大阪ビジネスパークエリア内の他データセンターからも利用できる。