手ごろな価格なのに思わず「おいしい…」とひとり言が出る『紋寿司』 "高級店"顔負けの"いい魚"を市場で歩いて探す店主
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・幡ヶ谷の寿司店『紋寿司』です。 【画像ギャラリー】「イワシの磯部巻き」の美しさよ!見た目でバシッと伝わる目利きとイイ仕事!
帰り際の心地いい余韻を作るのは店主の魚愛
いい店ってお客の雰囲気でわかるものだ。ちょっと珍しい日本酒も取り揃える同店では、まず刺身や焼き物をつまみながら飲み始めて、握りを食べるのがお決まりのコース。 と言っても握りは1貫から注文できて、しかも高級店顔負けのいい魚が揃っている。「魚に愛情が伝わるから」と話す店主は注文による仕入れはせず、市場を歩き回ってベストな魚を探す。 おまかせ10貫と巻物 4400円 弾力ある淡路島産のアジからとろりと甘い本マグロの脳天、引き締まった身に脂が乗った迷いガツオまで、食べるとつい「おいしい」が口をつく。と、この独り言に反応した他のお客と目があってお互い笑顔で会釈する。 そんな触れ合いにも心をほぐされ、ああいい店だったなあと思いながら帰るのだ。
東京・幡ヶ谷『紋寿司』
[住所]東京都渋谷区幡ケ谷2-12-17 [電話]03-3377-8308 [営業時間]17時~23時 [休日]木 [交通]京王新線幡ヶ谷駅北口より徒歩1分 おとなの週末2024年4月号は「おにぎりとおべんとう」 撮影/貝塚隆(健寿司、紋寿司)、取材/藤沢緑彩 ※2023年11月号発売時点の情報です。 ※各店舗のネタやコースの内容は季節や仕入れで、変わることがあります