【陸上】ケジェルチャがハーフマラソンで世界新! キプリモの記録を3年ぶり塗り替える57分30秒 女子ゲティチも歴代2位の1時間3分04秒/バレンシアハーフ
10月27日、バレンシア・ハーフマラソンがスペインで行われ、男子ではY.ケジェルチャ(エチオピア)が57分30秒の世界新記録で優勝した。従来の世界記録は2021年のリスボンでJ.キプリモ(ウガンダ)が樹立した57分31秒で、これを3年ぶりに塗り替えた。 【動画】世界新を樹立したケジェルチャの走りをチェック! ドーハ世界選手権10000mで銀メダリストのケジェルチャは27歳。世界選手権では15年北京以来5大会連続で入賞しており、パリ五輪では10000m6位に入っている。今年は10000mで26分31秒01をマークしたほか、近年はロードにも注力しており、昨年のこの大会では57分41秒、今年3月には10kmで世界歴代3位の26分37秒で走っている。 この日は、雨が降り路面が濡れるコンディションのなか、5kmを世界記録ペースと同じ13分38秒で入ると、10kmを27分12秒とペースアップ。15kmは40分57秒とやや遅れたが、16km以降を独走ににも関わらずピッチを速めて、快挙につなげた。2位のD.マテイコ(ケニア)が58分17秒で47秒差をつける快勝となり、今後のマラソン挑戦に向けても明るい材料となった。 また、女子でもA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分04秒の世界歴代2位の好タイムで優勝。2位のF.テスファイ(エチオピア)が1時間3分21秒、3位のL.カサイト(ケニア)が1時間3分32秒と、いずれも世界歴代3位、4位で相次いで1時間3分台をマークした。
月陸編集部