「行政が提供する安心感」札幌市がオンラインで“結婚支援”会費2年で1万5000円 AIで相性診断も
HTB北海道ニュース
結婚する人が大幅に減っていることをうけ、札幌市がオンラインで「結婚支援」を始めました。 7月1日からオンライン登録の受付を始めた「さっぽろ結婚支援センター」。運営するのは、札幌市です。 札幌市子ども未来局 二渡純一課長) 「結婚を望まれている方が、それぞれの理想されているライフスタイルやライフプランを実現できればという風に考えおりまして」。 札幌市で結婚したカップルはこの10年でおよそ3割減少しました。ただ、結婚願望がないわけでもないようです。札幌市が40歳未満の独身者を対象にした調査では、「適当な相手にめぐりあえれば結婚したい」と回答した人が30%、また64%の人が行政の婚活支援に肯定的でした。 札幌市民(30代) 「いい人が現れてくれたらいいとは思うけれど、なかなか仕事もあるし、出かけるのも難しい時もある」。 札幌市民(20代) 「今後、30代、40代になってずっと独り身というのも違うし、そういうのが増えていくと結婚について考える人も多くなると思う」。 すでに存在するマッチングアプリをきっかけに、結婚するカップルもいます。一方で、詐欺事件などのトラブルにつながるケースも。「さっぽろ結婚支援センター」は、利用者を守るため登録に一定のハードルを設けています。 札幌市子ども未来局 二渡純一課長) 「入会にあたっては所得証明書ですとか独身証明書、そういった公的な書類も必須としてございますので、行政が提供する安心感というのを感じていただければと」。 会費は2年間で1万5000円。1日から2か月間は登録期間で、9月から、AIにより相性のいい相手を紹介してくれるほか、相談員による支援もおこなわれます。
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