旬を迎える青菜が主役 ボリュームたっぷりの「小松菜と豚肉の卵炒め」 ひなちゃんパパの家族レシピ
寒くなると甘みが増しておいしくなるのが青菜です。みずみずしくて、いかにもやわらかそうなホウレンソウや水菜などが店頭に並んで、目移りしてしまいます。 「一年中出回っているけれど、寒い冬に旬を迎えるものが多いの。中でも小松菜は、昔から関東風のお雑煮にも欠かせないわ。下ゆでがいらないから、炒め物も簡単にできるのよ」 江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、小松菜を主役にしたボリュームたっぷりの一品を教えてくれました。 まず、小松菜は葉と茎を切り分けます。「異なる食感が楽しめるのも小松菜の魅力ね。火の通る時間がちょっと違うので、葉と茎に分けて調理するのがおすすめよ」と江上先生。 酒としょうゆで豚肉にしっかりと下味をつけるのが、おいしさのポイントです。卵は火を通し過ぎないように先に炒めて、器に取り出しておきます。 豚肉を炒めたら小松菜の茎を入れます。軽く炒め合わせたところに時間差で葉を投入。もたもたしていると小松菜からどんどん水分が出てきてしまうので、強火で手早く炒めます。合わせ調味料を加えて全体に絡めたら、卵を戻し入れます。あっという間に彩りよく出来上がりました。 食べてみると、小松菜の葉はやわらかく、茎はシャキシャキとした歯触り。豚肉はこんがりと焼き上がって、卵はふんわり…。「材料の全てがベストな火の通り具合ね!」とママ。ひなちゃんはご飯の上にのっけて、せっせと箸を動かしています。 炒め物は材料を切って炒めるだけ、といたってシンプルですが、ちょっとしたコツでぐんとおいしくなるものなんですね。小松菜を使って、その奥深さを知りました。 材料・2、3人分 小松菜………200グラム 豚ロース薄切り肉………100グラム 卵………1個 鶏がらスープのもと、酒、しょうゆ、塩、砂糖、サラダ油 作り方 ❶小松菜は葉と茎に分け、それぞれ4~5センチ長さに切る。 ❷豚肉は2、3等分に切り、酒、しょうゆ各大さじ1で下味をつける。 ❸卵を割りほぐし、塩ひとつまみを加えて混ぜる。