「龍王洞」の滑落死亡事故 洞窟学会の70代女性は探索中にバランス崩したか…【長崎県西海市】
テレビ長崎
3日、西海市の洞窟を探索していた高齢女性が滑落する事故があり、搬送先の病院で死亡が確認されました。 亡くなったのは福岡県北九州市の医療関係従事者 小川美津さん(75)です。 事故があったのは西海市西海町中浦北郷の七ツ釜鍾乳洞の洞窟のひとつ、「龍王洞」です。 KTN記者 「近所の人によりますと、この道をしばらく行った先に龍王洞の入口があるということです。危険なため、普段は立ち入り禁止になっています」 警察によりますと3日、男女あわせて13人が洞窟の中に入り、小川さんはバランスを崩して4メートルから6メートル下に滑落したとみられています。 洞窟の中は非常に狭く、消防の高度救助隊が約4時間後に小川さんを救出しましたが、頭などを強く打っていて3日夜に出血性ショックのため搬送先の病院で死亡が確認されています。 地元の人 「龍王洞は最初に入ってから下に4メートルほど降りる。その後、横に延びる」「普通の人は(入れない)一般公開していないので」 「龍王洞」は総延長が2キロを超える大きな洞窟で許可がないと入ることができません。 小川さんは日本洞窟学会の会員で4日まで許可を得て探索する計画だったということです。
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