錫ジュエリーブランド展開 能作、ネットや都内直営店で販売
鋳物メーカーの能作(高岡市)は6日、錫(すず)ジュエリーの専門ブランド「NS by NOUSAKU(エヌエスバイノウサク)」を展開すると発表した。20日に都内で開業するブランド直営店やインターネットで販売する。能作千春社長は「将来的には既存事業と同規模の売り上げを目指し、新たな柱に育てていきたい」と話した。 能作は顧客からの「身に着けられる商品がほしい」との要望を受け、新規事業としてジュエリー開発に着手。昨年7月、ジュエリーの一貫製造を行うユーボネクス(新潟県十日町市)をグループ化し、新素材として錫97%と金3%の合金を開発した。 東急歌舞伎町タワーなどを手掛けた建築家永山祐子氏がブランドディレクターを務める。第1弾として指輪やネックレスなど約25点をそろえ、デザインした永山氏は「柔らかく、肌になじむのが特長」と話した。 能作が手掛けるインテリア、テーブルウェアとはブランドを分けて販売する。直営店は東京・日本橋のコレド室町テラスに開設するほか、伊勢丹新宿店で13~19日の期間限定で出店する。