4人家族ですが、トイレットペーパーが1日1個のペースでなくなることもあります。これって使い過ぎですか? 平均的な消費ペースを教えてください。
4人家族でトイレットペーパーを1日1ロール使う場合があるというのは、多いように感じるかもしれません。果たしてこれは、使い過ぎなのでしょうか。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説 今回は、トイレットペーパーの平均的な消費量について見ていきましょう。
トイレットペーパーの平均的な消費量
一般社団法人日本レストルーム工業会が行ったWEB調査によれば、温水洗浄便座の使用者と未使用者の間で、トイレットペーパーの種類に関する大きな違いは見られませんでした。両者とも、自宅で主に使用するトイレットペーパーは、シングルとダブルがほぼ同じ割合で選ばれています。 お尻を拭く際に使用するトイレットペーパーの重ね枚数についても、最も多かったのは4枚重ね(4つ折り)で、こちらも温水洗浄便座の有無やトイレットペーパーの種類に関係なく、同様の結果が得られました。それから、1回あたりに取るトイレットペーパーの長さの平均は0.8mという結果でした。 ■1回当たりに消費する長さが0.8mと仮定すると1日1ロール使用する家族のトイレの利用回数は? JIS規格によるとトイレットペーパーの標準的な長さは27.5m、32.5m、55m、65m、75m、100mです。これらを平均すると、およそ60mとなります。 仮に4人家族で1日に1ロール(ここでは、1ロール60mとします)を使用する場合、1人あたりの使用量は15mと算出できます。1人が1日に15mを使用し、1回あたりに消費する長さが0.8mと仮定すると、1日のトイレ使用回数は以下の通りです。 ・1日あたりの使用量(m)÷ 1回あたりの使用量(m)=15m÷0.8m=18.75回 この計算結果から、1人あたり1日に約19回トイレを使用していると推測されます。トイレットペーパーの使用状況についていえば、男性は大の場合のみ、女性は小の場合でも使用する傾向があります。 一般的には、排尿回数が1日8回未満が正常とされ、8回以上は「頻尿」と見なされることが多いです。このことを踏まえると、かなり頻繁にトイレを利用していることが分かります。