【M-1】令和ロマンの“連覇”の下馬評が圧倒的に高いワケ…くるまの「分析力」の高さとM-1を連覇して出たい「国民的番組」
2年前に語っていた“M-1優勝後”の夢
「令和ロマンはその年の傾向を分析したうえで、さらに当日の雰囲気や出場順に合わせてネタを変更できるほど臨機応変で器用なコンビなのです。M-1では毎年、準決勝では大ウケしたのに、決勝戦ではその場の客や、出場順のめぐり合わせでうまくいかず、コケてしまうコンビが出る。 しかし令和ロマンに限っては、その都度最適解を出せるので、そうした運要素を取り払い、ぐっと優勝に近づくことができるのです」(テレビ局関係者) このまま令和ロマンは、本当にM-1連覇という前人未到の偉業を遂げてしまうのだろうか。 ところで2年前、彼らはM-1を優勝した後にやりたい夢を次のように語っていた。 ――もしM-1で優勝したら、何かやりたいことはありますか? くるま 僕らが間違って優勝しちゃったら、「霜降り明星になれる」と思われて“クローン霜降り明星”にされかけるけど、半年ぐらいで「あれ、なれなさそうだな」ってなったあとに「やりたいこと」という意味ですよね? ――違いますよ(笑)。 ケムリ 僕は優勝した次の年の『紅白歌合戦』(NHK)に変な出方をしたいです。 ――変な出方? ケムリ オードリーさんがM-1で準優勝した翌年の紅白で、美川憲一さんが歌っている後ろのビジョンに春日(俊彰)さんの写真が大きく映し出されたあと、本物の春日さんが出てくる、という演出があって(笑)。そういう変なおもちゃになりたいです。 くるま 僕は喫茶店とかやりたいですね。 ――若手がやることじゃないでしょ(笑)。 ケムリ どのあたりでやりたいの? くるま 松陰神社前とか。 ケムリ なんでだよ(笑)。 優勝した次の年の『紅白歌合戦』とは、まさに今年の大みそかのこと。令和ロマンの“変な出方”での『紅白』出場はあるのだろうか。M-1後の紅白も要注目だ。 取材・文/集英社オンライン編集部 写真/TOWA
集英社オンライン編集部