「線状降水帯」鹿児島県で今年初めて発生…鹿児島市の国道226号で土砂崩れ、車2台巻き込まれる
活発な梅雨前線の影響で、21日は九州南部を中心に大雨となった。気象庁は同日午前5時18分、鹿児島県で短時間に大雨をもたらす線状降水帯が発生したと今年初めて発表。鹿児島市では土砂崩れが発生し、国道が通行止めになった。
気象庁によると、線状降水帯は40分間ほど発生。21日朝までの24時間雨量は、鹿児島県指宿市423ミリ、鹿児島市喜入中名町370・5ミリと、いずれも観測史上最大を記録した。
鹿児島国道事務所によると、21日午前5時半頃、同市喜入前之浜町の国道226号で、道路脇の斜面が幅約30メートル、高さ約20メートルにわたって崩れ、車両2台が巻き込まれているのが確認された。乗っていた人は逃げ出して無事だった。この影響で国道226号は周辺の約11キロが通行止めとなっている。