岩佐歩夢、フィジカルもメンタルも準備万端!本当に22歳のルーキー?F1鈴鹿デビュー前でもまるでベテランのような落ち着き
2024年4月4日(木)、F1日本GPの金曜日フリー走行1回目にビザ・キャッシュアップRB F1チームからF1公式セッションデビューを飾る岩佐歩夢が、RBのウェアを着てメディアの囲み取材に応じた。 ■岩佐歩夢、準備万端! 岩佐歩夢は、RBチームから鈴鹿のフリー走行1回目で走らないかと声が掛かったのは2~3週間前のサウジアラビアGP後くらいで、「昨年末アブダビでのヤングドライバーテストとシミュレーターワークを評価して」と言われたという。そこからファクトリーでウェアの寸法やシート合わせなどし、準備をしてきた。 岩佐もいつでも実車に乗れるように、「フィジカル面も準備万端」で、メンタル面でも「目標はF1チャンピオンなので達成感のようなものはない」と22歳のルーキーとは思えない落ち着きっぷりだ。 岩佐は自分のドライバーとしての特徴を「詰めていくスタイル」と六本木ヒルズでメディアに語り、1つずつ課題をクリアしていくことに自信を持っていると力強く語った。 また、スクール時代からデータ分析も得意で、HRS(ホンダ・レーシングスクール)校長を務める佐藤琢磨は「スクール時代からデータを持ち帰って分析していた」と評価していた。 ■本当に22歳もルーキー?まるでベテランのような落ち着き 明日のフリー走行1回目では、「詳しいことは言えない」としながらも、「チームからはアップデートパーツとの比較テストをすると言われている」と明かし、「速いラップタイムは全く評価しないと言われていて、本当に正確に走らせて帰ってくることが大事」とテストの重要性を強調。 しかし、フリー走行1回目とはいえどうしても一発の速いタイムは期待してしまうものだが、「速いタイムを出しても本当にめちゃくちゃなドライビングだったらデータは取れない」とまるでベテランエンジニアのような冷静さで、チームプレイヤーとしての顔を見せた。 しかし、「目標はF1チャンピオンなので、F1に乗ることに対して目標を達成した感覚はないです」と冷静ながらも野心も見せた。 そして「FP1ではありますけれども、こうして鈴鹿でファンの皆さんの前で走るといいうことが叶いました」と母国でチャンスを与えてくれたチームに感謝の気持ちも見せている。