曇っていても危険! JAFが真夏の車内温度を検証。約1時間で40℃超えに。
熱中症の危険度について検証
テスト開始時の熱中症の危険度を示す暑さ指数は送迎バスで17.8℃、ミニバンで18.5℃だった。実験開始後、わずか3分で暑さ指数は注意レベルに上昇。10分後に警戒レベル、21分後には厳重警戒レベル。そして41分後、危険レベルに達した。
真夏の車内温度の変化について、テストを受けてのまとめ
車両の大きさによる車内温度の変化に大きな差はなく、曇りであっても1時間で危険なレベルにまで達することがわかった。また、帝京大学医学部付属病院の三宅教授によれば、「体が小さく、体温を調節する機能が未熟な子どもは大人と比べて暑さに対する抵抗力は弱く、多くの水分が必要になる。短時間でも車内に放置することは危険なため、絶対にやめてほしい」とのこと。 この結果を受けJAFは、天候や気温に関わらず、子どもを絶対に車内に置いていかないようにするとともに、ドライバーも長時間の運転は避け、水分やタオルなどを準備の上で小まめな休憩を取るように呼びかけている。
文=KURU KURA編集部 資料= JAF