最近暑くて毎日「21時から6時」までエアコンをつけています。9時間ずっと“つけっぱなし”だけど、電気代は1ヶ月でどのくらいかかるの?
夏には欠かせない、エアコンの冷房機能。暑さが厳しいため、眠っている間エアコンをずっとつけっぱなしにしているという人もいるのではないでしょうか。ただ、エアコンを長時間使っていると「電気代がかさむのではないか」と不安になりますよね。 そこで本記事では、夜間エアコンの冷房をつけっぱなしにしている日が1ヶ月続いた場合、電気代はいくらかかるのかを解説します。電気代を節約するための方法も紹介するので、エアコンの電気代が気になる人はぜひ参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを毎日21時から6時までつけっぱなしにしたときの電気代
エアコンの冷房を寝ている間つけっぱなしにした場合、いくら電気代がかかるのかを計算してみましょう。1時間あたりのエアコンの電気代は、消費電力(キロワット)×電気代単価(円)で計算します。公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電力料金の目安単価は税込みで、31円/キロワットアワー(令和4年7月22日改定)です。 日立製作所のエアコン「RAS-X22M」を使用していると仮定すると、エアコンの冷房の消費電力は400ワット(0.4キロワット)となるため、1時間の電気代は以下のような計算式で求められます。 0.4キロワット×31円=12.4円 1時間あたり12.4円の電気代がかかります。 また、エアコンを21時から6時までの9時間使用すると、以下のようになります。 12.4円×9時間=111.6円 さらに、1ヶ月間暖房をつけっぱなしにした場合は、以下のように約3300円の電気代がかかることになります。 111.6円×30日=3348円
エアコンの電気代を節約するための方法
エアコンの電気代を少しでも節約するためにはどうしたらいいのでしょうか。日々の生活で簡単に実践できる節約術は以下の通りです。 ・エアコンのフィルターを掃除する ・自動運転を活用する ・室外機の周りを空けておく ・遮熱カーテンをつける それぞれについて、くわしく見ていきましょう。 ■エアコンのフィルターを掃除する エアコン内のフィルターにほこりがたまっていると、空気の循環がうまくいかず余計な電力を使ってしまうため、電気代が高くなってしまいます。こまめにフィルターの掃除をして、エアコンの稼働をスムーズに促せるようにしておきましょう。 ■自動運転を活用する エアコンの風量運転モードを「自動」に設定すると節約効果が期待できます。部屋が冷えるまでは強風、設定温度に近づいたら微風に変更する、といった細かな風量調整を自動で行ってくれます。 電気代がかかりそうだからといって風量を「弱」の設定にしてしまう人もいるかもしれませんが、かえってエアコンが効かず電気代がかかっている可能性があります。自動運転にすることで無駄な電力を抑え、不快な時間を短くできます。