「まずは自分たちのスタイルを」 J1福岡の長谷部監督が残留の正念場迎えた最下位札幌を警戒 10日アウェー戦で「そうならないように」
J1福岡は10日、アウェーの大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で札幌と戦う。1―1で引き分けたアウェー湘南戦から中2日。リーグ戦5試合ぶりの勝利へ、長谷部監督は「まずは自分たちのスタイルを前面に出せるか」と掲げ、堅守からカウンターをやり通す集中力の維持を心がけた。 ■田代雅也〝ハチマキ〟ヘディングシュート【写真】 湘南戦では後半追加タイムに北島のCKからザヘディのヘディングで同点にして連敗を3で止めた。どちらも後半途中出場の選手で、長谷部監督は「選手たちがいつも準備してくれる。いい時のアビスパが出た」と振り返る。一方で「足が止まったり、ファウルが続いたりして集中力が切れるところがあった」と反省も忘れなかった。 最下位の札幌は福岡戦からの3試合をJ1残留への正念場ととらえ、3連勝を目指している。「そうならないようにしたい。ミスによる失点はホームのチームを勢いづけてしまう」と長谷部監督。隙のない戦いで逆に5試合ぶりの勝利を収め、目標の6位に再び近づくつもりだ。(末継智章)
西日本新聞社