EU加盟国、トランプ次期米政権が新関税発動なら協調して対抗へ
Philip Blenkinsop [ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国の閣僚は21日、トランプ次期米政権と貿易面で建設的な関係を模索すべきだとしつつ、米国がEUに新たな関税を課す場合には協調して対抗する方針を確認した。 EU欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商政策担当)が通商担当閣僚会議の後の記者会見で明らかにした。 トランプ氏は米大統領1期目の2018年、EUの鉄鋼・アルミニウム64億ユーロ(67億ドル)相当に関税を課した。EUはこれに対し、バーボンやオートバイ「ハーレー・ダビッドソン」など28億ユーロ相当の米国製品に追加関税を課した。米国の措置は現在、25年末まで停止されている。 双方はまた、航空機補助金を巡る紛争に関連した関税についても、26年半ばまでの「休戦」で合意した。