「チャンスが回ってくると予想して6番に置いている」阿部監督期待の仕事人・吉川尚輝が決勝の勝ち越し犠飛 6番出場4戦中3戦で打点
◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―3巨人(28日・神宮) 一振りで仕事を果たした。2―2の6回1死二、三塁、吉川は1ボールからサイスニードの149キロ直球を捉えると、打球は中堅の深い位置へ。「最低限の仕事はできたかなと思います。(浅野)翔吾もいい場面で打ってくれましたし、僕も必死で打ちました」。貴重な勝ち越し犠飛で今季6度目の勝利打点を挙げ、4連勝に貢献した。 【動画】吉川尚輝が右打席でロングティー 24日の中日戦(東京D)から打順が2番から6番に変更になった。阿部監督は「チャンスが回ってくると予想して(吉川を)6番に置いている」と狙いを明かす。6回の場面も岡本和、坂本の連打で回ってきた好機を得点につなげた。これで6番に入ってからの4戦のうち3戦で打点を挙げており、指揮官の期待通り、ポイントゲッターとしての役割を果たしている。 全試合スタメン出場を続ける背番号2は「とにかく必死で毎打席、何とか頑張りたいと思います」と、さらなる活躍を誓った。(井上 信太郎)
報知新聞社