「闇バイト」で大麻草密輸、24歳男を容疑で逮捕…スナック菓子に紛れ込ませタイから国際郵便
「闇バイト」で大麻草を密輸したなどとして、京都府警や大阪税関は28日、城陽市、解体業の被告の男(24)(起訴済み)を大麻取締法違反などの疑いで逮捕したと発表した。
発表では、男は7月27日、氏名不詳者と共謀し、大麻草約377グラム(末端価格約188万円)を小袋に分けてスナック菓子に紛れ込ませ、タイから国際郵便で密輸した疑い。関西空港で税関職員が発見し、府警が荷物の宛先だった男の自宅を捜索した。
府警によると、男は「海外から荷物を受け取り、指定場所に送付するだけで報酬がもらえる」とうたう闇バイトへ応募。指示役とみられる人物には、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で運転免許証の写真を送り、「リスクはどんな感じですか」などと質問していた。府警は認否を明らかにしていないが、男は「金欠だった」などと供述しているという。
男は、自分名義の口座のキャッシュカードを他人に譲渡したとする犯罪収益移転防止法違反容疑などでも逮捕された。府警は、男が複数の闇バイトに応募したとみている。