中国の半導体関連株が上昇－製造装置テクノロジーで躍進と政府主張
（ブルームバーグ）： 18日の中国株式市場で、半導体関連株が上昇。中国政府が国内で開発する半導体製造装置で、技術的な躍進を遂げたと発表し、米国による制裁を克服する一歩になるとの見方が広がっているためだ。
精密機器製造の長春奥普光電技術は、値幅制限いっぱいの10％高。赛微电子（サイ・マイクロ・エレクトロニクス）は5.3％上昇した。 中芯国際集成電路製造（ＳＭＩＣ）は1.9％高、北方華創（ナウラ・テクノロジー）は１％未満の上昇となった。
中国が半導体製造に必要な機器の輸出規制の影響を免れる方向に進んでいるとの楽観的な見方が投資家の間に広がっているとみられる。米国を中心とする半導体製造装置の対中輸出規制は、国内での先端半導体の製造を目指す中国の大きな足かせとなっている。
中国工業情報省が今月発表した資料によると、レーザー技術をベースにした新型の液浸露光装置で、65ナノメートル以下での露光が可能になり、政府と関係ある組織はこの装置を使用するよう推奨されている。
発表では、製造企業は特定されていないが、この仕様は、上海微電子装備（集団）が以前開発した、解像度約90ナノの国産装置から、大幅な進歩を遂げたことを意味する。
中国、半導体製造装置で技術的な突破口開いたと主張－弱点克服に一歩
中国企業は、オランダの半導体製造装置大手ＡＳＭＬホールディングとのような企業との差を縮めようと、開発を急いでいる。
ＡＳＭＬの製品は、現在中国への出荷が禁止されている。工業情報省の主張は、中国企業がより高精度な機械の開発に向け進歩していることを示唆しているが、上海微電子装備などの中国勢がＡＳＭＬのような企業に追いつくには、まだ長い道のりがある。
原題：Chinese Chip Stocks Jump After Claims of Equipment Breakthrough（抜粋）
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