希望が丘高の同級生3人で強豪ペアを次々撃破 ランクまであと一歩で「素直に楽しかった」杉本和也/阿部悠人ペア<全日本卓球2024>
杉本和也(早稲田大学)/阿部悠人(専修大学)コメント
<ペア結成のきっかけは?> 阿部:自分らが中1のときからずっと組んできて、4年生で最後ってのもあって組みました。コロナでずっとダブルスがなかったんですけど、大学1年から全日本のダブルスはここで組んでたので、ずっと組んでいた気持ちでいました。 杉本は一般就職するので、これが最後の年だというので出られてよかったです。 <強いペアばかりと当たっての勝ち上がりでしたが> 阿部:杉本の最後の試合というのは意識はしてなかったんですけど、過去一良かったコンビネーションでした(笑) 杉本:自分は阿部に頼るだけなんで、入れてただけなんですけど逆にそれがよかったかなと思います。 今までは自分も攻めてリスクを負ってたんですけど、今回はしっかり入れて任せようと思ってました。 でも最後の最後で3本フォアドライブをミスして、ちょっとそれが後悔が残ります…。 <やっぱり力が入りましたか?> 杉本:力が入りました…。 阿部:最終ゲームは3-1でリードしてたんですけど、タイムアウト取られてから3-5になって、そこから5-7まで2点リードされてて、6-7でこっちのスーパープレーが入っちゃって、そこでちょっと意識しちゃいましたね。 近藤:ランクが(笑) 阿部:「これ勝ったらランクだぞ!?」と意識しちゃって、力が入ったという感じですね(笑)。 杉本:ストップを待ってて、「出た!」と思った瞬間に力がめっちゃ入ってミスしちゃいました。 <ベンチコーチとして勝ち上がりを見ててどうでしたか> 近藤:自分がベンチでアドバイス喋る前に、帰りながら2人で勝手に喋ってました(笑)。 俺、何言おうかなってずっと考えてるんですけど、2人で喋ってるからまあ大丈夫かなと思ってたらここまで勝ち上がってきてて。 良い舞台でベンチ入れてよかったなと思ってます。 自分は全日本出たことなかったので、会場来ること自体初めてで。初めて来てベンチでラン決までいけました(笑)。 <近藤選手のベンチはどうでしたか> 阿部:リラックスしてできました。 近藤:まじリラックスしてたよね(笑)。 阿部:監督とかコーチの圧がないので(笑)。 杉本:いつもだったらこれやった方がいいとかいろいろ言われて緊張もしちゃうんで(笑) 阿部:素直に楽しかったです! <最後のペアでランク目前でしたね> 阿部:ちょっと悔しいですよね。 近藤:ドライブ3本…。 杉本:7-7からのドライブ3本がちょっと…。 阿部:逆にこれまでができすぎたのかもしれない。これがいつも通り。最後の3本(笑) 杉本&近藤:(笑) <ペアとしては一区切り。どういうペアでしたか> 阿部:自分は杉本以外はほとんど右左でしか組んだことなくて、一番右右で組みやすかったのは杉本。 大学で右左としか組んでないんで、いざ全日本予選前で練習して、全日本予選で試合するとしっくりする感覚があって。 やりやすかったです。 良かったです。 最後にこの成績残せて、すぐに負けなくてよかったです。楽しかったです。 杉本:自分は高3で一回阿部と組んで全日本ベスト16に入ることができて、阿部がずっと組んでくれて最後に16入れたのでよかったです。 <同期の最後の雄姿は> 近藤:いや~よく頑張りました!本当に強いなと再確認しました。 自分は今までよりも大学生活で卓球に熱を入れなくなっちゃって、大きい大会もあんまり行くことなかったんですけど、久々に間近でみて、こいつら上手かったんだなと再確認しました。 <最後に今後の進路と目標も> 杉本:高く。高く行こ。 近藤:高くね。 阿部:目標は…。実業団に入らせてもらうので、まず日本リーグで会社に貢献することが目標です。個人的な目標としては、上位を目指していきたいので優勝できればと思っております。 杉本:自分は一般就職で、仕事は1年目からきついと思うので、卓球は一区切りだと考えています。 できたらしようかな、くらいなんですけど、もしできたら合間見つけて頑張って、またこの舞台に帰って来れるように頑張ります。 近藤:自分は…。 杉本:全日本? 阿部:目指す? 近藤:全日本はいいんですけど(笑)。この同期二人がまたでっかい舞台に行って、また上から応援できたら楽しいなと思ってます。 阿部&杉本:そこはまたベンチだろ(笑)。 近藤:ベンチか。ベンチ入ります(笑)。
山下大志(ラリーズ編集部)