さまざまな“夫婦の形”あらわに 「好きでいるため別居」「初対面から結婚まで9回会っただけ」
ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、11月22日の“いい夫婦の日”にちなんで「夫婦にまつわるエトセトラ」というテーマでメールを募った。 【関連】論争勃発!? 「用を足したあとに手を洗わず、女性と手をつなぐ」←いかがなものか? 結婚9年目のリスナーによると、結婚当初は家に帰ると好きな人がいて幸せだったものの、そんな気持ちは長くは続かず。やがて、自分以外の誰かが生活スペースにいることが苦になり、ケンカが増えるようになったそう。 関係は悪化する一方だったため、2年ほど前に話し合い、「お互い好きでいるために別居しよう」という結論に。現在は月に1度は一緒に遊ぶ程度になり、気持ちが楽になったという。 このメールを読み上げたサマンサは、「深い」とひと言。ウラリエも「なんか、友だちみたいでいい」と肯定的な意見を寄せた。 続いて紹介したのは、「私たち夫婦の結婚は、いろいろと普通ではありませんでした」という書き出しのメール。 なんでも、神戸と中国の上海という遠距離恋愛をしていたために、デートをするにはパスポートが必要だった。簡単に会うことができる距離ではなかったため、出会ってから結婚式までの間に会えたのはわずか9回だったという。 さらに驚くべきことに、会って3回目の付き合っていない段階で、「愛は後づけでなんとかするから、まず結婚してくれませんか」とプロポーズ。 「周りの後押しと私のゴリ押しで、気づいたときにはお互いの両親に挨拶に行っていた」そうで、メッセージは「それから12年。本当に愛は後づけでほんわか楽しく暮らしております」と締めくくられていた。 なんともドラマチックな遠距離恋愛話に、サマンサは「燃える。すごい!」と興奮気味に反応。「順序通りしなくてもいい、という一例。遠距離恋愛という状況がさらに拍車をかけたのかも」と感慨深げに話していた。 数年前まで、「巨人とジャイアンツって、どっちが強いん?」と聞いてきていた妻が、いまでは「大谷のスライダーはすごいけど、やっぱりダルビッシュのほうが鋭く曲がるよなあ」と話すほど、野球にかなり詳しくなっているというメールも寄せられた。 「夫婦の会話で成り立つ話ですね。私は家に帰ると誰もいないから」と遠い目をしたサマンサに、ウラリエは「私もそうです」とポツリ。しかし、サマンサからは「あんたは親と暮らしてるやないの」とツッコまれていた。 そのほか、「『クレヨンしんちゃん』に出てくる野原ひろしとみさえが理想の夫婦」「私の両親は、50歳を超えてから“ゴルフ”という共通の趣味で毎日楽しそうに過ごしています」などのメールが寄せられ、さまざまな夫婦の形が垣間見える放送となった。 (取材・文=バンク北川 / 放送作家) ※ラジオ関西『Clip金曜日』2024年11月22日放送回より
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